広報官にも当たり外れがある!信頼できない広報官はチェンジしよう

 

元陸上自衛官のレトロ軍曹です。

この記事を読んでいる人の中には、「自衛隊に入ろうと思って色々情報を集めているんだけど、地本に行ってからというもの『変な広報官に付きまとわれて困っている』という人」もいるのではないでしょうか?

 

ぶっちゃけ自衛官にも色んな人間がいるので、広報官にも当たり外れがあります。

言葉を選ばずに言うと「あなたには広報官としての素養、資質があるとは思えない」という広報官もいました。

 

私の時はこれで結構なストレスを抱えることになり、入隊後に「もっと早い段階で広報官を代えてもらえば良かった…」と後悔したので、今回は「そりの合わない広報官が担当になった時は、チェンジしてもらおう!」というテーマで進めていきたいと思います。

 

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広報官の当たり外れについて

 

広報官は若者を入隊させるのが仕事

まず初めに、広報官の方は「1人でも多くの若者を自衛隊に入隊させること」が仕事です。

たくさんの人間を入隊させるほど恩恵があるのかどうかは不明確ですが、少なくとも「1人しか勧誘できませんでした」という広報官よりも、「10人以上勧誘しました」という広報官の方が評価されることは間違いないでしょう。

 

物を売るのと一緒で、良い事ばかりしか言われなければ不安に感じる人もいるじゃないですか?そういう部分も考えて、広報官によって駆け引きの方法は違います。

広報官によっては「何が何でも勧誘したい!騙される方が悪い!」と開き直る人もいるはずです。

 

最終的に決めるのは自分だと思いますが、そこに至るまでのプロセスに広報官が大きな影響を与えるのは間違いないので、広報官に対しては絶対的な信頼を置くのではなく、少し疑った目線で見るくらいがちょうどいいと思います。

知らないと損!自衛官になる為の窓口「地本・広報官」に関する注意点

 

良い広報官に当たった人は、入隊式などのタイミングで広報官と会えることがあるので、そのような時に感謝の気持ちを話せばOK。

 

広報官の担当区分に関しては不明

私は陸上自衛隊に6年間在籍していましたが、「広報官がどのような判断材料で入隊希望者を振り分けたり、担当者を決めたりしているのか」は、元陸上自衛官である私にも分かりません。

 

私の実体験についてお話しさせてもらうと、私は自衛官じゃない知り合いから「自衛隊の試験を受けてみないか?」と言われ、その伝手で自衛官の方を紹介してもらいました。

その知り合いは一般の人ですが、割と自衛隊に近いところで仕事をしており、内部事情とは言わないまでも、そこそこ自衛隊のことについては知識のある人でした。

 

そして、その知り合いと仕事関係で付き合いのある自衛官に広報担当の人がいて、その人から話を聞いて自衛隊入隊試験を受けたという感じです。

話を聞いたのが夏前くらいで、実際の試験は秋だったんですけど、なぜか試験の前に広報官の担当者が変更になって、そこからは自衛隊に対する魅力が薄れていったのを覚えています。

 

あまりにも迷惑だったので、かかってくる電話をずっと無視していたら、家の前で待ち伏せされたり、バイト先にまで押しかけてくるような広報官でした。

 

当たり外れの判断は分からないから、色んな人に話を聞こう

自衛官になりたいという人の中には、割と「親、親戚が自衛官」という人も多く、私の同期にも2世自衛官がかなりいました。

二世自衛官は優秀!?客観的に見える恩恵と損しているなと感じる部分

 

一方で、私のように「自衛官に知り合いがいない」という状況で、この世界に足を踏み入れるのには、それなりの勇気が必要になることと思います。

そして頼りになる架け橋役なのが「広報官」です。

 

親が「お前ならやれる」と判断して自衛官を勧めるのと、血のつながりも何もない広報官に「君ならやっていけるよ」と背中を叩かれるのとでは、意味が全く違ってきます。

特に広報官というのは「どれだけの新隊員を勧誘するか」で自分の成績が決まるので、自分のことしか考えていない人も結構いるんじゃないかというのが私の考えです。

 

キャバクラの勧誘でもいいですし、詐欺的な通販とか何でもいいんですけど、結果的に「騙された!」と感じる経験って結構あるじゃないですか?

広報官もそれと一緒で、入隊後に「騙された!(あの広報官、うまい事ばっかり言いやがって)」と感じる隊員も少なくないと思います。

 

そんな時でも、自分が納得するだけの情報を集めたうえで騙されるのであれば、ある意味「自己責任」という落としどころもできて納得できるでしょう。

そのためには、色んな広報官から話を聞くということが、絶対にプラスになるはずです。

 

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自衛官との窓口がなければ、地本に行ってお願いしてみよう

 

知り合いに自衛官がいるのであれば、最初から色んな人に話を聞けばOKです。

もし自衛官の知り合いが全くいないというのであれば、自分の家から1番近い地本(地方協力本部)という所に行って、入隊に興味があると言えば広報官が説明してくれます。

 

この時、最初に担当した人がずっと担当者になるかもしれません。

なので、もし後々になって担当者を変更してもらうという部分で角が立つと思うのであれば、最初から「複数の人から話を聞きたい」と言えばいいです。

 

ある程度のマニュアルが用意されている部分はあると思いますが、最終的な駆け引きや押し引きの部分は各広報官が判断していると思うので、「正直に言うことがプラスになると思う人もいれば、隠し通すという人もいる」はずです。

 

1人の広報官からしか話を聞かないと、その人がどんなに良い自衛官だったとしても、情報としては偏ってしまいますからね。

「入隊を決めている」という場合であれば問題ありませんが、「入隊しようかどうか悩んでいる」という熱量であれば、色んな自衛官から話を聞くといいでしょう。

 

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最後に

物を買う時に「AにするかBにするか」を悩む場面って、結構あるじゃないですか?

その時に「どちらのメリットもデメリットも調べたうえで、自分が最終決定した」というのであれば、ある種の満足感が残ります。

一方で、誰かに誘導されるようなカタチで判断した場合、最終的な判断は自分がしたとは言っても、変なモヤモヤが残ってしまうこともあります。

 

自衛隊に入隊するということは、例え一生自衛隊に残るというわけでなかったとしても、人生のターニングポイントの1つであることは間違いないです。

やれることはすべてやって、後悔しないと言えるまで考え抜いたうえで判断することを強くおすすめします。

この記事を書いた人

元陸上自衛官のレトロ軍曹です。20歳の頃に入隊し、自衛隊には6年間在籍していました。仲の良い現役自衛官と今でも交流があるので、定期的に取材みたいなことをしつつ、自衛官を目指したいという人に向けて「もとじブログ」を運営しています。

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