自衛隊の門限の話|門限は何時?破ったらどうなる?

自衛隊の門限の話|門限は何時?破ったらどうなる?

元陸上自衛官のレトロ軍曹です。この記事では以下のようなことが分かります。

  • 自衛隊の門限の話
  • 階級が上がっても門限はある?
  • 自衛隊で門限を破ったらどうなる?

自衛隊に一般入隊すると、例外を除いて最低でも約2年ほどは寮生活をしいられます。この期間は門限があるので、実家住みの箱入り娘くらいに徹底管理されることでしょう。

もちろん外泊申請をすればこの限りではありませんが、もし「目一杯遊びたいけど、寝泊まりは駐屯地がいい」という場合は、やはり門限に従う他ありません。

一般の方からすると「門限って何時?破ったらどうなる?」と気になること尽くめだと思うので、今回は元陸上自衛官である私が「陸上自衛隊の門限」についてご紹介します。

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陸上自衛官の門限

陸上自衛官の門限

門限は駐屯地のルール、階級によって変わる

最初から身も蓋も無い答えになりますが、門限は各駐屯地によって異なります。私が所属していた駐屯地では、日付が変わるまでに駐屯地の門を通過しなければアウトでした。

しかもこれは陸曹の通常時のルールです。自衛隊に一般入隊すると「2士→1士→士長→3曹」という順番で階級が上がっていきますが、3曹になるには最短でも2年~3年はかかります。

陸上自衛隊の階級の話|幹部になりたい?昇進したい?

士長以下を陸士と呼びますが、陸士の頃の門限は「22時30分までに外出許可証を返納しなければならない」というルールでした。そのため、最低でも22時20分頃には駐屯地の門を通過しないと間に合わないので、外出していても21時を過ぎると常にそわそわしていたのを覚えています。

ちなみに私が所属していた駐屯地は割と広い方で、門を通過してから自転車で5分~10分かかる所に外出許可証を返しに行かなきゃいけなかったので、自転車を持っていない人だと22時過ぎ頃には駐屯地の門を通過しないとギリギリになるような感じでした。

自転車も許可証を取らなきゃいけなかったり、転勤になったら処分にも困るしで、結構面倒なんですよね。

外泊申請をしていれば門限無し(ただし駐屯地に戻ってくる場合は注意)

自衛隊では入隊してから一定期間が経過すると、外泊の許可が下りるようになります。これも部隊によって変わると思いますが、私の時は「1士が月に1回、士長が月に2回」みたいな感じでした。

陸士長からすぐ3曹になる人もいれば士長が長い人もいるため、同じ陸士長でも入隊からの年数によって外泊の回数が決められていたと記憶しています。

この外泊許可が下りるようになれば、外泊申請中は点呼に出なくてもOKとなるので、外出許可証を宵越しで持っていてもOKです。土日で外泊申請をしたら、土曜日の夜は点呼に出ず、日曜の門限までに外出許可証を返せばOK。

地元の駐屯地勤務という場合であれば、友達の家に泊まりに行ってもいいでしょうし、実家に寝泊まりしてもいいでしょう。私は地元じゃない駐屯地の勤務だったので、マンガ喫茶に泊まったりしていました。

もちろん普段通り駐屯地に戻ってきて寝ても構わないのですが、この時は点呼には出なくていいものの門限があり、確か陸士は23時までに門を通過しなきゃいけないとかだったような気がします(陸士の時にそこまでギリギリのせめぎ合いをしたことがないので曖昧です)。

長期休暇中は下っ端隊員でも外泊OK

  • 正月
  • ゴールデンウィーク
  • お盆

普段の週末で外泊申請が出来るようになるまでは、ある程度の時間が必要になるケースがほとんどだと思いますが、入隊したての下っ端隊員でも「長期休暇」だけはちゃんと外泊許可がもらえます

3月末入隊であれば、1ヶ月頑張った後にはゴールデンウィークが待っていますが、この時は丸々1週間くらい休みが貰えるはずです。自衛官はとにかく休みが多く、年間に1週間単位の長期休暇が3回ほどあります。

自衛隊の長期休暇|自衛官の正月休み、お盆休みってどれくらい?

この時だけは「休みの最後の日だけ門限を守る必要がある」という感じです。

私の場合は、長期休みの時は実家に帰っていましたが、最後の日ギリギリに駐屯地に帰ろうとすると「何かあって間に合わなかったらヤバイ」ということで、2日くらい前には駐屯地に戻っていました。そして誰もいない駐屯地で2日くらいを過ごすという…。

この辺は性格も出ると思いますが、私にとっては結構なストレスでしたね。

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交通機関が充実している駐屯地ならいいけど…

交通機関が充実している駐屯地ならいいけど…

門限の何がキツイかって、門限の時刻は23時とか22時そこらでも「駐屯地に戻って、さらに部隊の当直室までの移動を考えなければいけない」という点です。

駐屯地によって大きさも違いますし、部隊によって当直室が近いかどうかも全然変わってきます。もっと言うと「電車が何本も走ってるような駅に近い駐屯地ならいいのですが、田舎の駐屯地だとかなりキツイ」です。

私は自衛隊を辞めたいと申告してから、半ば左遷のようなカタチで田舎の駐屯地勤務になったのですが、栄えている所まではバスで1時間半かかり、そのバスも3時間に1本とかだったので、22時~23時に間に合うように駐屯地に帰るためには17時台のバスに乗らなきゃならないというライフスタイルでした。

みんなで遊んでて「これから飲みにでも行こうか!」みたいな話が出る前に、明るいうちから既に「ごめん、門限だから帰らなきゃ…」ってギャグですか?

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門限を破ったらキツいペナルティが待っている

門限を破ったらキツいペナルティが待っている

ベテラン陸士長や陸曹が、自分の部隊の当直に対して外出許可証を返すのが数分遅れたという程度なら、笑って済ませてもらえる可能性もあります。…が、新隊員や教育隊に所属している時にそれをやると、ほぼ間違いなくキツいペナルティが与えられてしまうことでしょう。

私自身はやらかしたことがないのですが、程度によって「しばらく外出禁止」くらいにはなりそうな気がします。あとはペナルティを与える側の裁量次第ですね。

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自衛隊の門限の話 まとめ

まとめ
  • 自衛隊の門限は階級や駐屯地によって異なる
  • 新隊員時代は大体10時頃の決まった時間までに外出証を返納するルールであることが多い
  • 外泊許可なども含め、階級や在籍年数を重ねると徐々に緩くなっていく

寮内に住んでいるうちは、常に門限が付きまといます。これから解放されるには、年齢や階級の条件を満たすか、幹部になるか、あとは結婚するかのどれかです。

年齢や階級の条件を満たそうとすると、20代のうちに外に出ることは叶わないので、あとは幹部になるか結婚するかですが、人によってはなかなか厳しいような気もします。

逆に門限などに対して「全然余裕!」と思える人なら、自衛官の素質アリです。そういう人はぜひ入隊を検討してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

元陸上自衛官のレトロ軍曹です。20歳の頃に入隊し、自衛隊には6年間在籍していました。仲の良い現役自衛官と今でも交流があるので、定期的に取材みたいなことをしつつ、自衛官を目指したいという人に向けて「もとじブログ」を運営しています。

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