陸上自衛隊時代に出費を惜しまなかったのは「時計/ウェア/靴」です

 

元陸上自衛官のレトロ軍曹です。

私は自衛隊時代に毎年100万円ペースでお金を貯め続け、たまに服を買ったりパチスロに行くくらいで、基本的に物欲があまりないタイプでした。

 

そんな私も、お金に糸目を付けずに購入したものがあります。それは「時計/ウェア/靴」です。これらは陸上自衛隊での生活において、メチャクチャ重要でした。

というわけで今回は、私が自衛隊時代に感じた「時計/ウェア/靴」の重要性についてご紹介したいと思います。

 

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陸上自衛隊では5分前行動、遅刻厳禁

 

基本的に自衛隊に限らず社会人として時間厳守はまぁ当然として、特に自衛隊などの体育会系の世界において、遅刻するということがどういうことか…。

先輩を待たせるということがどういうことか、ちょっと考えれば大体の人が想像できるのではないかと思います。

 

私は自衛隊時代、浴場に行く時も外さないほど、常に時計を付けていました。

それまでの人生において、時計なんて邪魔になるだけだと思っていた私が、自衛隊に入って、まず1番最初にした高い買い物が時計です

 

私がおすすめする時計の特徴は、以下の通りです。

  • デジタル
  • 電波時計(できれば)
  • 防水機能付き
  • タイムウォッチ機能付き
  • 頑丈(できれば)

 

なにかと時間を気にする機会が多いので、パッと見て時刻を答えられる「デジタル」は必須条件です。

あと雨の日の駆け足(ランニング)でも付けっぱなしでいいように、防水機能があるのが望ましいです。

駆け足のタイムを計ったりするのに、ストップウォッチ機能も必須。そして何かと過酷な場面が訪れるので、頑丈なものに越したことはないでしょう。

 

私はカシオの時計を使用していて、2回破損しました。戦闘訓練で壊れて、スキー訓練で壊れて…。

その後は先輩のすすめでGショックを買ったんですけど、やっぱ高いだけあってすごいなと思いましたね。

そのGショックは自衛隊を辞める時に同期に譲ったわけですが、時計はかなり高い物を買っても後悔しないと思います。もちろん丈夫なやつね。

 


 

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トレーニングウェアは大量に用意しよう

 

トレーニングウェア(運動着)に関しては、別に高価な物を買う必要はなく、とにかく数を揃えることをおすすめします。

シャツにしてもウインドブレーカーにしても、とにかく大量に用意していおいて損はありません。

季節に応じて用意したり、できれば「擦れても痛くないやつ/風通しの良いやつ」がいいです。

 

たまに安いウェアだと、ベロの位置が悪くて不快だったり、変に空気が籠るのか痒くなったりする素材があるので、そういうのさえ避ければOK。

色は派手なのでもいいですが、あんまり奇抜な色のウェアばかりを着ていると、影でいじられたりもするので、そういうのが苦手な人は無難な色のものをチョイスしましょう。

 

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ランニングシューズはそこそこ良い物を適度に買い替える

 

私が6年間の自衛隊生活で、1番お金を投入したのはランニングシューズです。

新隊員入隊時に全員お揃いのアディダスのシューズを買わされて、それは別に本格的なランニングシューズというわけではありませんでした。

 

後期教育でもそれを履いて、部隊配属のタイミングでかなりボロボロになっていたので、その時に結構いいやつを買ったんですけど、正直言って「靴でこんなに変わるの!?」と衝撃を受けたのを今でも覚えています。

 

自衛隊では何かと走る機会がありますし、体力検定などでは1分でも1秒でも速く走りたいと考えると思いますが、私の経験上、靴で結構変わりますよ。

もちろん元から速い人ならショボい靴でも全然速いんでしょうけど、私のように自分の力があまりないという人は、少しでも軽い靴でチートをかますのがおすすめです。

 

恐らく駐屯地内の外柵を走る機会が多いと思います。走る道がアスファルトなのか、土なのか、砂利なのか…。これは駐屯地によって大きく異なります。

軽くて薄い靴は、基本的にソールが薄いので、砂利だと痛くて走りにくかったり、アスファルトだとすぐにボロボロになってしまったりするので注意してください。

 

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仕事上、必要な物はケチらない方がいい

自衛隊生活では、仕事で必要な物を自費で用意しなければならない場面が多々あります。

パッと思い付くところで「銃に巻き付けるためのブラックテープ/夜間訓練の際のライト/靴用クリーム」などなど。

これらはケチったりしないで、消耗品は大量に仕入れたり、消耗品じゃないものは質の良いものを揃えた方が、最終的にはお得になることが多いです。

 

私は、帽子とか迷彩服、半長靴、外被なんかも全部私物で揃えてましたけど、どれも無駄な買い物をしたとは思っていません。かなり有意義な買い物だったと思っています(官品をチェックされるときも楽ですし)。

夜間訓練用のライトとかも、変に安いのを買うと何回か買い替えなきゃいけなかったりするので、いいやつを最初に用意しておけば、壊れずにずっと使えたりもしますからね。

 

最初の頃は「なんで仕事で使う物を自費で用意しなきゃいけないんだよ」と不満に思うかもしれませんが、そこで良い物を用意することで自衛隊生活が豊かになったりもしますので、変にケチらずに良い物を揃えることをおすすめします。

 

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最後に

私は自分の趣味のものでも、なるべく安い物を買おうとして安物買いの銭失いになることが多いのですが、そんなケチな私ですら「時計/ウェア/靴」にはお金をかけていました。

 

ここに投資することで、自衛隊生活が豊かになるということを強く実感していたからです。

弘法は筆を選ばずという言葉もありますが、それはあくまで天才の話なので、自分が凡人だと思う人は、こういう部分で下駄を履いてみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

元陸上自衛官のレトロ軍曹です。20歳の頃に入隊し、自衛隊には6年間在籍していました。仲の良い現役自衛官と今でも交流があるので、定期的に取材みたいなことをしつつ、自衛官を目指したいという人に向けて「もとじブログ」を運営しています。

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